保育士として手厚い保育ができることを望んでいました。ところが人手不足なのと、やたらと子どもに厳しいお局の存在で、自分が望むような保育ができませんでした。

保育士として手厚い保育ができることを望んでいました。ところが人手不足なのと、やたらと子どもに厳しいお局の存在で、自分が望むような保育ができませんでした。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
35歳

【当時の職業】
保育士

【当時の住まい】
分譲マンションに、夫と幼稚園に通う息子と暮らしていました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
自宅から近く、通いやすかったのと、小規模保育園だったので、子どもに一人一人に寄り添った保育ができると思い、就職しました。

【環境と仕事内容】
0歳から4歳までの子ども、総勢15人ほどを預かっていました。
仕事内容は、絵本の読み聞かせ、玩具の消毒、掃除、園庭がないので公園へ連れ出したり散歩したり、夏は散歩後の沐浴、着替え、給食を食べさせる、午睡チェック、おやつを食べさせる、これらが主な内容です。
私は補助のポジションで、日曜日と平日どこか休みでした。

【大変だった時期】
35歳で就職し、そのときからずっと大変でした。




【大変だったこと】
大変だったことは主に2つあります。
1つはとにかく人手が足りていないことです。
給食調理は、調理員さんがいるのですが、体調不良等急にお休みされたときは、給食調理もしないといけませんでした。
人数は小規模なのでそれほど多くありませんが、そのぶんたった一人で調理しないといけないし、普通食、幼児食、離乳食の初期から後期までいろんなパターンの調理をしないといけないので、時間との闘いでした。
夏は調理室に冷房もないので、熱中症になりかけたこともあります。
2つ目は、お局の先生が自分のやり方を押し付けてくることでした。
とても子どもたちに厳しく接するタイプで、少しでも甘やかすと注意されました。
子どもたちはいつもびくびくしていて、心が痛みました。

【大変だった期間】
1年ちょっと続けました。




【当時の心境】
子どもたちはのびのびと育てたい、子どもたちの喜ぶ笑顔が見たい、そう思って頑張って保育士資格をとったのに、子どもたちを押さえつけるような保育をして、なんのために保育士になったのかわからなくなり、出勤するのが苦痛でした。

【職場が大変だった原因】
まずは人手不足です。
あとはお局の先生の、これこそが正しい保育という凝り固まった信念が原因だったと思います。




【仕事で良かったこと】
私が給食の調理をしていたとき、子どもたちが「先生おいしいよー!」「盛り付けがかわいい!」と言いに来てくれたり、何度もおかわりしてきてくれたときは嬉しかったです。
また、まだ入って間もない私の名前をすぐに覚えて甘えてきてくれたときはかわいくて仕方なかったです。




【特にひどかった最悪の出来事】
子どもたちがお昼寝をしているときです。
保育士の先生同士で子どもたちの悪口を言い合ったいたのを聞いたとき、とても気分が悪くなりました。
それは、子どもに問題行動や悪いところがあったとかではなく、単に相性が合わないとかで、毛嫌いしているというような内容でした。
「あの子が着ている服の柔軟剤の匂いすら嫌い。」と堂々と発言していたのです。
それがお局の保育士だったので、他の保育士たちも笑って賛同しており、誰も否定できなくて悲しかったです。
他にも、えこひいきが酷かったり、やたらと嫌っている子どもにきつくあたったり、見ていて心が痛むことが多かったです。
それでも補助の立場で何もできない自分にも嫌気がさしていました。




【相談した人・助けてくれた人】
長年幼稚園で働いていたベテラン先生の知人に相談しました。
その人からは「自分が納得いかない園は早くやめたほうがいいよ、自分もそういう風に染まってしまうから。」というアドバイスをもらって、すっぱり辞める決心がつきました。

【改善のための行動】
波風を立ててはいけないと思い、とくに目立った改善はしませんでした。
保育方針に関しては、正解がないと思ったからです。
厳しく接する保育も間違いではないですから。
ただ、お局のいないところでは、子どもたちとスキンシップをとったり、優しい言葉をかけたりしていました。




【現在の状況と心境の変化】
1年が過ぎてすっぱり辞めました。
それからは、もっと子ども1人1人に寄り添った保育ができるところに転職しました。
今は存分に子どもたちに優しい気持ちで対応することができ、自分が望んでいた仕事ができているので、とても満足しています。
今でもやっぱり厳しすぎる保育や、保育士による子どものえこひいき、毛嫌いは良くないと思っています。

【学んだこと】
保育園によって、保育方針はさまざまであり、色んな考え方の先生がいるということ、そしてそのカラーにみんな染まってしまうということを学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
おかしいと思ったことは、我慢せず、いろんな先生に相談して、すっぱりと辞めていいと思います。
すぐに辞めるのは良くないととても悩んでいたけれど、続けることが必ずしも正しいわけじゃないから、自分の思う信念を大切にすることが大事です。
自分がなぜ保育士になったのか、初心に戻ってその志を大切にしてほしいと思います。