【保育士】「え?そんなのあり?」働いてみて分かった疲弊した保育現場。35歳で初めて保育士に転職した私の体験談。

【保育士】「え?そんなのあり?」働いてみて分かった疲弊した保育現場。35歳で初めて保育士に転職した私の体験談。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
35歳

【当時の職業】
保育士

【当時の住まい】
夫と子ども3人で一軒家

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
大学を卒業して民間企業に就職。
出産後、保育園に子どもを預けて働き始める中で「働くお母さんを支えたい・応援したい」という思いから独学で保育士資格を取得。
13年間勤めた企業を退職し、まずはパートで保育士としての経験を積む為、自宅から近い場所での保育園を探した結果、
以下の3点の理由よりその職場への就職を決意。
@「モンテッソーリ教育」に興味があったこと
A面接での園長の人柄が好印象であったこと
B将来的には正規職員としてのキャリアも約束したいと話があったこと

【環境と仕事内容】
■仕事内容
0歳児の保育。
排泄、食事の介助、連絡帳の記載など。
正規職員が作成したカリキュラムに基づいて保育補助を行う。
モンテッソーリ教育のため、午前中は「おしごと」
保育者は見守るスタンスでの姿勢が求められた。
1日めいいっぱい時間を使って、「子どもに沢山の経験をさせる」保育方針。
モンテッソーリ教育/さくらんぼリズム/体操→午前のおやつ→散歩→昼食→午睡→午後のおやつ→散歩→部屋遊び
ブロックや積み木などの玩具は無く、お手玉や牛乳パックの手作り玩具を利用する。
■職員数
0歳児の園児数は23名。
2クラスに分けて職員それぞれ4人配置。
正規職員2名、パート2名。
■子どもや保護者の様子
「おしごと」を通して指先の発達や物事の理解が進む事が早い。
椅子に座る、位置に戻るといった動作を取得。
詰め込んだ活動が多いため、子どもの不安定や疲れが見えた。
保護者は子どもの成長を大きく感じることがあると園に対して高い評価をしていた。
■休日
日祝を除き、希望シフトにより副園長が決定する。
休み希望を提出する際には理由を伝える必要があった。
■給与
時給1000円。
面接では明確に時給提示がされず、入職して3日後に書類が手渡された。
給食費250円/日、慶弔費1000円/月が毎月徴収されていた。

【大変だった時期】
35歳で転職し、最初からずっと大変だった




【大変だったこと】
■劣悪な人間環境
正規職員に対するプレッシャーが大きく、正規職員が常にイライラしている。
それに伴い、職員同士の会話が冷淡で業務的。
コミュニケーションが必要な職種であるが、「私は今から〇〇の作業を行うので、
こちらの業務もお願いしても良いですか?」
と連携を図ろうとすると、「それは自分でやってください」との
返事。
気持ち良く仕事ができない。
■休憩がない
求人票は休憩1時間あり、となっており時給分は引かれるが休憩は一切なし。
午睡の時間に連絡帳を記載し、玩具消毒。
午睡時間には毎日正規職員が会議を行うため、クラスの午睡はパート職員一人で見守らなければならない。
■とにくかく余裕がなく慌ただしい日中
子どもに良い経験をさせるためではあるが詰め込みすぎた設定保育。
職員の苛立ちが子どもにも伝わり、罵声がとぶことも・・。

【大変だった期間】
4ヶ月間で退職に至ったが、その4ヶ月間ずっと続いていた。




【当時の心境】
「楽しく働きたい」「家庭的な温かさのある保育をしたい」
そんな思いが強かったため、忙しくて劣悪な人間関係の環境で働くことは苦痛だった。
それでも「0歳児の大切な時期に経験させてあげたい」そのために一緒に時を過ごし
成長を見守ることは楽しさではあった。
もともとはいずれは正規職員を目指したいと思っていたがこのような環境で
正規職員にはなりたくない、自分の目指したい保育環境とは離れている、と感じていた。

【職場が大変だった原因】
園長の上につく理事長のトップダウンな運営方針は一つの要因であったかと考えている。
正規職員へのプレッシャーも大きく全体的に疲弊した労働環境であったと思う。




【仕事で良かったこと】
■まだ歩くことができない月齢の低い子が徐々に歩くことができるようになった姿を見ることができたとき。
■連絡帳で保護者とのやりとりを通じて保護支援ができていることを実感できたとき。
■子どもとコミュニケーションをとり笑顔を作り出せたとき。




【特にひどかった最悪の出来事】
子どもが割った皿は保育者が弁償しなければならなかったこと。
「子どもには幼いことから本物に触れさせたい」
その背景からおやつや給食には高級食器が採用されていた。
0歳児も1月を過ぎると次の年への移行期間として自分で片づけを行うようになる。
もちろんまだ片づけも十分にできない子どもはお皿を落として割ってしまうことも考えられる。
ある日突然、ロッカールームに請求書が貼られていた。
食器を割った子どもの一番近くに居た職員が支払うルール。
自分の過失で割ったものであれば弁償しなければならないのも理解できるが子どもが、
ましてや0歳児が割ったお皿を職員が弁償しなければならないなんて・・!
職歴の長い職員に聞いてみるも、「自分も何度も経験している」との回答に衝撃。




【相談した人・助けてくれた人】
保育士の友人が親身になって話を聞いてくれたこと
他にも友人や家族に愚痴をこぼしていたが、保育士の友人は経験があるだけあって一番説得力があった。
「色んな保育士がいて当たり前。
あなたのカラーを一番出せる環境でこれから頑張ったら良いよ」

個人を尊重してくれる言葉が温かった。

【改善のための行動】
人間関係は悪かったが、自ら積極的に気持ちよく仕事をするためにコミュニケーションをとるということは継続していた。
雑談ができる雰囲気ではなかったが、悩んでいそうな同僚がいたため、
話してみると同じように空気感や状況を変える必要があると感じている職員がいることが分かり、
どうしたら良いかを相談しあえるようになった。




【現在の状況と心境の変化】
4ヶ月勤務し、どうしても園の保育方針や人間関係にフィットしないと感じた為、退職を決意。
退職後すぐに別の園に勤め始めたが、「転職して本当に良かった!!」
100%ではないけど満足していると感じるのは、人間関係が良く穏やかな場所で就業できているから。
現場の雰囲気が良いから子どもものびのび過ごせているのが分かる!

【学んだこと】
色々な性格・考えの人がいて、お互いに歩みよることが大事だということ。
保育士の仕事は職員間のコミュニケーションとお互い気持ちよく仕事ができるということが大事だと思っている。



【当時の自分へのアドバイス】
働いてみないと実際の職場はわからない!
「正規職員への登用を約束してくれた」それは職場への入職理由の一つだったが実際に働いてみて
この場所で正規職員になりたいとは思えなかった。
一つの園ではなくいろいろな園の話を聞いたり雰囲気を見て入職を判断すべき。
保育士の友人コミュニティを利用しよう。
専門学生や短大生は実習に行って園の評判や
口コミ情報を持っている。
最後に決めるのは自分だけど経験者の情報は沢山集めて参考にした方が良い。