憧れていた保育士は人手不足で労働12時間超えのステキな職場。「結婚おめでとう」は最後まで言ってもらえなかった

憧れていた保育士は人手不足で労働12時間超えのステキな職場。「結婚おめでとう」は最後まで言ってもらえなかった

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
21歳

【当時の職業】
保育士

【当時の住まい】
実家のマンションに家族5人暮らし

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
家から通えて、小規模のアットホームな園を探していたところ大学に就職した場所の求人があり試験を受けた。
子どもたちの近くにいて成長を見守れ、保育士として成長出来ることを望んでいた。

【環境と仕事内容】
3歳児の1人担任、毎月の行事担当+大きな行事、日々の製作、クラス装飾の準備、日誌、週案、月案、おたより作成、子どもは12人で男の子10人、女の子2人のクラス編成。
男の子が多い為、喧嘩が絶えない、オムツの子が数名いた。
時間、締め切りを守れない親数名。
休日は週2回だったが行事でやることが終わらないと自主的に土曜日に出勤。
給料は15万程度で残業代はほぼない。

【大変だった時期】
2年目はなってから1人担任になり、行事担当も多くなって大変になった。




【大変だったこと】
やることが多すぎて労働時間が毎日12時間は超えていた。
保育士ギリギリの人数でやっていたり、固定シフトの先生がいたので、シフトの時間で上がれることがあまりなく、どんどん自分の仕事を開始するのが遅くなっていたので、
大きな行事前は22時ごろに帰るのが当たり前になっていた。
しかし残業代は出ない。
土曜日に自主的に出勤して作業していても、お金は出ない。
帰りも上の先生たちが帰るまでなかなか帰れる雰囲気ではなく、手伝える仕事はあるかどうか確認してから帰るという暗黙のルールがあった。
早く帰る日はそんなに早く帰って大丈夫か?どうして帰るかなど役職の先生に聞かれ、病院へ通院するのも大変だった。
午睡中も会議や掃除や準備、打ち合わせなどがあり休憩時間は無かった。

【大変だった期間】
辞める時までずっと続いていた。




【当時の心境】
毎日眠い。
今日は何時に帰れるのか。
など考えながら出勤していた。
子どもたちはかわいいし、色々やってあげたいことがあったので、何とか通勤してきた。
このままずっと同じ職場にいていいのか、主任になる前に辞めた方がいいなと考えていた。

【職場が大変だった原因】
保育士の給料が低いこと、人手不足が1番の原因。
子どもたちファーストすぎて、保育士の負担が重くなっていた。




【仕事で良かったこと】
大きな行事後の子どもたちの成長を実感できたこと。
一年を振り返ると自分も成長出来たと感じられたこと。
保護者からはよくたくさん行事をやってもらえて嬉しい、装飾などかわいい、毎月変わっていてよいなどと褒めてもらえて嬉しかった。




【特にひどかった最悪の出来事】
結婚を機に退社をしようと役職の先生たちに話をしたところ、結婚相手のことを根掘り葉掘り聞かれたり、退職するほかに何かいい方法があるのではないかとしつこく話されたこと。
今すぐに辞めていいとは言えないからもう少し考え直してまた話に来てと言われる。
その後も最後まで退職して良いとは言われなかった。
退職することを話してからは基本的に来年度の話の際は席を外すよう言われ、会議なども参加させてもらえず子どもたちに関わること以外は冷たく返事される環境になったこと。
また保護者や同じ職場の先生たちに辞める理由を聞かれても答えるなと言われ、なぜ言ってはいけないのかと聞いても答えてもらえなかった。
結婚おめでとうなどとお祝いの言葉は最後の最後まで言ってもらえることはなかった。




【相談した人・助けてくれた人】
親や同じ職場の後輩や地元の友だち、当時彼氏だった人へ相談したり、愚痴をこぼしていた。
ただただ間違ってない、おかしいのは職場の方だと言ってくれたのが救いだった。
話を聞いてもらえるだけで気持ちが軽くなって頑張れた。

【改善のための行動】
下の先生たちの意見はなかなか通らないので、反省会などで提案をしてみたり、長年働いているパートの先生たちに相談をしていたが、何も変わらなかったので諦めて子どもたちの為になることだけをしようと思い、辞めるまでの半年間はそれ以上何もしなかった。




【現在の状況と心境の変化】
今は結婚し出産して7年経った。
子どもが幼稚園に入って下の子も保育園に通えるようになったので、前とは違う職場でパートとして勤務している。
パートになったことで、やりがいは少し減って物足りなさもあるが、子育てと両立させる意味では気分転換になっているので仕事量もちょうど良い。
正職員やフルタイムパートは少しごちゃごちゃしているようだが、短時間なのでそう言う人間関係もなく楽。

【学んだこと】
あれ以上大変な職場はないと言うこと。
あの仕事量をこなせたのだから自分はなんでも出来ると自信になった。
ただ保育士にとっていい職場や自分に合った職場はきっとある。



【当時の自分へのアドバイス】
よく頑張った。
その頑張りがこの先の子育てや保育士に活かせるのであの時間は無駄じゃなかったと伝えたい。
もし、あのまま保育士を続けるのであれば、転職し新たに自分の輝ける場所を探して欲しいのでよく考えて欲しい。
あの園が全てでは無いし、あの働き方が基準だと思っていてはいけない。
今はあの時やめて結婚してよかったと思ってる。